- 運動の敏感期は0〜5歳
- 首すわり〜歩くまでは順番が大切
- 1〜3歳で全身の運動を習得
- 100%全力を出させる
- 3〜5歳で手先の細かい動きを習得
- ポイントは運動の自律
- 切る・折る・貼る・縫うが重要
こんにちは、りーじです。
この記事は、子どもにどんな運動が必要か気になる方に向けた内容です。
- 子どもにはどんな運度が必要?
- 小学校までに何をすればいいの?
- 運動の敏感期について知りたい!
これらの疑問、要望に応えます!
最後まで記事を読むと、小学校入学までに必要な運動能力が分かりますよ!
運動は成長の土台やで!
成長を見守ってな!
親は環境づくりと見守りです!
記事は分かりやすさを優先するため、年齢を3つに分けています。
実際の成長は個人差が大きので、参考に読んで下さい!
モンテッソーリ教育とは?
子育てをしているパパ・ママだったら、何となく聞いたことがあるモンテッソーリ教育。
将棋の藤井さんや、アマゾンの創設者ジェフ・ベゾスが受けた教育として有名です。
彼らの活躍によって、モンテッソーリ教育は「早期教育」「英才教育」のイメージがあります。
しかし、実際は子どもの好きを尊重し、大人は見守る教育方法。
モンテッソーリ教育は、子どもの自立を促す教育なのです。
モンテッソーリ教育の敏感期:一覧
モンテッソーリ教育の軸に、敏感期という考え方があります。
敏感期とは、生きるために必要な能力を身につける時期のこと。
- 感覚の敏感期
- 運動の敏感期
- 秩序の敏感期
- 言語の敏感期
- 数の敏感期
- 小さなモノの敏感期
- 社会性の敏感期
- 模倣の敏感期
子どもは、それぞれの敏感期に応じた能力に興味を持ちます。
そして、自らで吸収して身につけるのです。
敏感期が終わると興味は鈍感になり、次の敏感期に移っていく。
それぞれの敏感期は、一生に1回きりなのです。
子どもってスゴイな!
羨ましい!
運動は脳の発達に欠かせない
子どもの脳の発達に、運動は欠かせません。
人間は脳が発達したから手先が器用なのではなく、手先が器用だから脳が発達しました。
脳は運動を通じて、いろんな情報を処理します。
そして、処理した情報により、また体を動かす。
運動と聞くと、単に手足を動かしたり、走ったりするイメージ。
しかし、子どもの脳は、運動をしながらフル回転しています。
子どもがワケもなく走り回っていても、脳は確実に発達しています。
子どもには、思いっきり体を動かす環境を整えましょう。
脳が発達したがってるんやで!
インテリやな!
リハビリにも通じる話ですね
【年齢別】運動の敏感期:子どもの成長過程
モンテッソーリ教育の敏感期は、8つに分かれています。
その中の1つが、運動の敏感期。
体の動かし方を学び、思い通りに体をコントロールする力を習得する時期です。
運動の敏感期は、生まれたすぐから始まります。
個人差がありますが、5歳まで継続。
- 首すわり〜歩きの習得(0〜1歳)
- 基本的な全身運動の習得(1〜3歳)
- 細かい動きの習得(3〜5歳)
歩きの習得までは、特にサポートは必要ありません。
ケガをしないように、見守りましょう。
細かい動きの習得には、しっかり環境を整えて下さい。
サポートは最小限!
大人はグッとガマン!
首すわり〜歩くまで:0〜1歳
赤ちゃんの成長のメインは、1人で歩くこと。
成長の区切りとなる発達ですね。
赤ちゃんは歩けるまでに、いろんな発達過程があります。
大切なのは、発達の順番。
- 首すわり
- 寝返り
- ズリバイ
- ハイハイ
- お座り
- つかまり立ち
- 歩き始め
赤ちゃんによって発達を飛ばしたり、順番が変わります。
自然な発達の違いは仕方ありませんが、育児グッズを使った発達の違いには気をつけて下さい。
基本的な全身運動の習得:1〜3歳
1人で歩けるようになると、どんどん運動能力が発達します。
階段を登ったり、ジャンプやケンケンなど。
- ボールをける
- つま先立ち
- 片足立ち
- 階段を片足交互に上り下り
- 1kmくらい歩く
1歳を過ぎると、手先の動きもみられます。
- つみ木を並べる
- 鉄棒にぶらさがる
- 左右ちがう動きができる
- 紙を折る
- 3本指で3歳ができる
この頃から、子どもの予想外の体力に驚かされます。
小さな体のどこに、こんな体力があるのか…
リアルに息切れるで!
口から何か出そう…
腕・手・指の細かい動きの習得:3〜5歳
子どもは3〜5歳で、細かい手の動きを習得します。
- 折り紙が折れる
- ハサミが使える
- ヒモを結ぶ
- 針で縫う
3歳までの子どもは、とにかく体を大きく動かします。
3歳を過ぎると、今度は動きを制御する能力が発達。
まっすぐハサミで切るために、ゆっくり手を動かす。
針を安全に通すために、力を緩めるなど。
3〜5歳にかけて、子どもは運動能力を洗練していきます。
自律やな!
自立とはまた別の話
運動の敏感期のモンテッソーリ教育
お家でできる、運動のモンテッソーリ教育を紹介します。
分かりやすく、年齢で3つに分けました。
成長には個人差があるので、子どもに合わせて行って下さい。
- 0〜1歳:首すわり〜歩きの習得
- 1〜3歳:基本的な全身運動の習得
- 3〜5歳:細かい動きの習得
0〜1歳:首すわり〜歩行
0〜1歳までのモンテッソーリ教育は、首すわりから、歩行までです。
首すわり(3〜4ヶ月)
赤ちゃんは、生後3〜4ヶ月で首がすわります。
運動発達の第1歩ですね。
首がすわるまでは、仰向けで過ごすことが多くなります。
この時にできる環境づくりは、視界を妨げないこと。
運動の敏感期で大切なことは、見ること。
体を動かす原動力は、近くで動いているモノを見て、興味を持つことです。
モンテッソーリ教育では、生後3ヶ月までモビールが推奨されています。
モビールで見る力をサポートし、いろんなモノに興味が出てくると、首を左右に動かし始めます。
すると、首の筋力が強くなり首がすわってきます。
カラフルな色がおすすめ!
絶対必要ってことじゃないよ!
わが家は目の前でオモチャを振ったり、いろんな方向から手を振ってました。
モンテッソーリ教育は環境づくりと見守り。
モノはなんでもいいのです。
寝返り(4〜7ヶ月)
首がすわると、うつ伏せから頭を持ち上げます。
頭が支えられたら、徐々に腰を捻りだして寝返りをします。
モンテッソーリ教育の本には、特に寝返りに関する記載はありません。
子どもが自然と寝返るのを見守りましょう。
環境づくりは固すぎず、柔らかすぎないマットがあるといいですね。
ホホは寝返りの反動で、反対側に倒れて頭を打つことがありました。
なので反対側にタオルを敷きクッションにしましょう。
頭が重いねん
お父ちゃんの遺伝やで
部屋が狭いからね!
ズリバイ・ハイハイ(7〜10ヶ月)
寝返りをしてうつ伏せになると、その状態から手足を動かし始めます。
環境づくりとして、手を伸ばすと届くか届かないかのところに、好きなオモチャを置きましょう。
自分で体の向きを変えたり、前に進み出します。
ズリバイをしだすと小さな段差を置いたり、ちょっとした階段状の障害物を置くといいですね。
楽しんで乗り越えていきます。
この時期は、出来るだけベビーサークルの設置を控えましょう。
ズリバイ・ハイハイができる赤ちゃんは、移動したくてたまりません。
モンテッソーリ教育では、子どもが興味を持ったモノは満足するまで与えます。
ベビーサークルがあると、子どもの興味を妨げてしまいます。
もちろん子どもの安全も大切です。
ベビーサークルが絶対にダメとは言えませんよ!
臨機応変やで!
余裕があるときは好きにハイハイを!
- ギリギリの所にオモチャを置く
- 段差等で、少しずつ難易度を上げる
お座り(10〜11ヶ月)
お座りの順番は、資料によってバラバラです。
ハイハイの前にお座りをする資料が多いかな。
リハビリの観点から見ると、お座りはハイハイの後という印象です。
注意すべきは、大人が無理やり座らせないこと。
お座りはハイハイより、バランス能力が必要です。
大人が無理にお座りをさせると、子どもは自分でバランスをとる練習ができません。
間違ったサポートですね。
お座りができないのに、長時間バンボに座ることも推奨されていません。
便利な育児グッズは、必ずしも発達のサポートになるとは限らないのです。
- お座りは子どもが自然にするのを待つ
- バンボは出来るだけ使用しない
つかまり立ち(11ヶ月〜)
お座りができると、その状態から立ちあがろうとします。
モンテッソーリ教育の本に、立ち上がりに関する記載も特にないので、見守りましょう。
環境づくりは、立ち上がる時につかまる台があるといいですね。
また、転んでも大丈夫なような環境を整えましょう。
台はソファやテーブルでいいで!
わざわざ買わなくてもいいね
立てるからと、股で体重を支える歩行器を使うのは推奨されていません。
歩行器で歩くのと実際に歩くのでは、使う筋力も感覚も異なります。
大人は黙って見守ることが大切です。
- 大人は見守る
- つかまる台を準備する
- 歩行器は使わない
歩きだし(1歳〜)
つかまり立ちができると、モノをつたって歩くようになります。
歩行器は推奨されませんが、手押し車の使用はモンテッソーリ教育の本に記述されています。
手押し車は軽いとひっくり返りやすいので、重しをつけて調整しましょう。
何もつかまらず、足が一歩出たら歩き始め。
大人は、一歩前で待ち構えましょう。
まわりの子と比べずに、子どもの自分で育つ力を信じて見守ることが大切ですよ。
まー見ててくれや
大人はガマン!
- 大人は一歩前で待つ
- 手押し車は使ってOK
1〜3歳は全力で遊ばせる
安定して歩けるようになったら、とにかく全力で遊ばせて下さい。
いつでも全力で遊ぶと、小学生以降でも何事にも全力が出せるようになります。
幼児期は一生に1度、全力を出しきれる時期。
小学生以降になると、人間は楽したいと考えます。
大人になると、帰宅後の家事や明日の仕事を考え、全力を出しません。
しかし、子どもは「今」を生きているので、全力が出せます。
だからコテっと寝るんやで
幼児期は、100%全力を出すことが大切。
この時期に全力が出せないと、粘り強さに欠ける子どもになるかもしれません。
実践的な内容は、下の記事にまとめています。
手指の動きが脳の発達に重要です!
3〜5歳は自律を身につける
3歳以降になると、自律を身につけていきます。
自律とは、力の強弱をコントロールすること。
3歳までは、何事も全力で動いてきました。
3歳以降は、全力だけでは上手くいきません。
紙にエンピツで書いても、全力だと芯が折れて紙が破れます。
平均台もスピードを落として渡らないと、危ないですね。
自律の練習になる動作に、以下があります。
小学校入学までに身につけたい能力なので、ぜひチャレンジして下さい。
- 切る
- 折る
- 貼る
- 縫う
運動の自律ができれば、子育ての目標である「自立」へも近づきます。
3歳以降は、運動の自律に目を向けてみて下さい。
具体的な実践方法は、下の記事にまとめています。
要チェック!
まとめ
今回はモンテッソーリ教育の運動の敏感期を紹介しました!
- 運動の敏感期は0〜5歳
- 首すわり〜歩くまでは順番が大切
- 1〜3歳で全身の運動を習得
- 100%全力を出させる
- 3〜5歳で手先の細かい動きを習得
- ポイントは運動の自律
- 切る・折る・貼る・縫うが重要
歩くまでの発達は、特にサポートする必要はないと思います。
子どもの成長を信じて、先回りせずしっかりと見守りましょう。
腕や手先の細かい動きにの発達には、積極的な環境づくりが必要です。
とにかく子どもの自ら成長する力を信じて、親は見守ることを頑張ってください!
ありがとうございました!
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