- 感覚の敏感期は0〜6歳
- 感覚は視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚
- まずは視覚を育む
- 子どもは手を使って学ぶ
- 3歳までは感覚を吸収する時期
- 3歳以降は感覚を表現する時期
- 大人は表現豊かな言葉を使う
- 親子で感覚を共有しよう!
こんにちは、りーじです。
この記事は、感覚の敏感期を分かりやすく知りたい方に向けた内容です。
- 感覚って具体的に何?
- 感覚にはどんな発達があるの?
- 子どもの発達に大切なことは?
これらの疑問に応えます!
最後まで記事を読むと、子どもの発達に何が大切か分かりますよ!
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ワイはノーセンス!
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大切なことは知っててや!
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この記事を読めば大丈夫!
モンテッソーリ教育とは?
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モンテッソーリ教育をご存じですか?
モンテッソーリ教育はイタリアの女医、マリア・モンテッソーリが確立した教育方法です。
世界で活躍している偉人には、幼少期にモンテッソーリ教育を受けた人が多い。
なので、モンテッソーリ教育=「英才教育」とのイメージが強いと思います。
しかし、モンテッソーリ教育の基本は、見守りです。
子どもの興味を尊重し、満足するまで見守る。
モンテッソーリ教育は、子どもの自立を促す教育です。
モンテッソーリ教育の敏感期
モンテッソーリ教育の軸に、敏感期という考えがあります。
敏感期とは子どもが特定の物事に、興味を示す時期のこと。
不安定な場所を歩きたがったり、石を集めだしたり。
一見、何でそんなことをするのか不思議ですよね?
子どもは敏感期によって、生きていく上で必要な能力を、不思議な行為から学んで習得していくのです。
敏感期の種類
敏感期には大きく分けて、8種類あります。
- 感覚の敏感期
- 運動の敏感期
- 秩序の敏感期
- 言語の敏感期
- 数の敏感期
- 小さなモノの敏感期
- 社会性の敏感期
- 模倣の敏感期
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今回は感覚の敏感期やで!
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他の敏感期については下の記事をどうぞ!
子どもの発達に重要な2つの感覚
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モンテッソーリ教育における敏感期の1つ、感覚の敏感期。
感覚の敏感期は、0〜6歳まで続きます。
人間は表情を読みとり、声色で空気を読んで、触覚によって危険から身を守る。
嗅覚では食べ物の状態を判断し、味覚によって食事を楽しみます。
人は無意識のうちに、感覚に生かされているのです。
感覚の敏感期は、生まれた時からスタート。
感覚を研ぎすますことで、生きる力を身に付けていきます。
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お腹の中から始まる感覚もあるで
感覚の種類は5つ。
- 視覚
- 触覚
- 聴覚
- 嗅覚
- 味覚
どの感覚も、人が生きていく上で大切な機能。
その中で、特に子どもの発達に大切な感覚は、視覚と触覚になります。
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もちろん他の感覚も大切やで!
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ワイは視覚に自信あり!
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両親とも視力1.5以上!
視覚がすべての基本
子どもの視力は、生まれてから少しずつ向上していきます。
生後2週間では、まだ光に反応する程度。
生後1ヶ月になると、何となく目でモノを追うようになります。
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2歳になると、視力は0.5くらい。
成長にともない視力も向上し、3歳くらいには1.0まで向上します。
視力が1.0あると、遠方まで十分に見えますね。
「見る」は生まれて最初に、1人でできる活動です。
子どもの発達は、まず視力を育むことが大切。
モノを見ることで、いろんなことに興味が出てくるのです。
視力が良いと、ただモノが見えるだけではありません。
モノがはっきりと見えると、注意力や動体視力、観察力も身につきます。
モンテッソーリ教育では、生後3ヶ月までにモビールの使用を推奨しています。
生まれたすぐから、見る経験をたくさん与えて下さい。
- 「見る」は最初に1人でできる活動
- まずは視力を育む
- 生後3ヶ月まではモビールがおすすめ
子どもは手を使って学ぶ(触覚)
子どもは生後3ヶ月くらいから、手を使うようになります。
オモチャをつかんだり、タオルを引っぱったり。
手で触れることは、脳の発達にも大切。
手から伝わった情報は脳に伝わり、脳の発達を促します。
人間は脳が発達して、手が使えるようになったワケじゃありません。
手を使うようになって、脳が発達しました。
子どもには早いうちから、どんどん手でモノに触れる機会を与えましょう。
その際、出来るだけ本物を触れるようにして下さい。
モンテッソーリ教育では、リアルを大切にしています。
包丁なども危なくない範囲で、子どもにリアルを体験させましょう。
乳児期は手で顔を引っかき、キズを作ることがあります。
かわいそうだからと、一日中ミトンをつけると、手で触れる機会を逃してしまいます。
臨機応変に対応しましょう。
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ワイのデコ、キズだらけ
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すぐ治るで!
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わが家は落ち着かない夜だけミトンをしていました
聴覚・嗅覚・味覚の発達
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子どもの発達に特に重要な、視覚・触覚を紹介しました。
もちろん、聴覚・嗅覚・味覚も大切です。
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どれも大切やで
聴覚はお腹にいる時から発達
妊娠7ヶ月になると、赤ちゃんはお腹の中でお母さんの声が聞こえます。
なので、生まれたすぐでも、お母さんの声は聞き慣れた声。
赤ちゃんはお母さんの声を聞いて、安心できます。
ただ、お父さんの声はお腹の中に届きづらい。
生まれたすぐに赤ちゃんが安心できるよう、お父さんは積極的にお腹の中の赤ちゃんに話しかけましょう。
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おっさん誰や!?
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悲しす…
嗅覚は大人より敏感
嗅覚も、お腹の中にいる頃より発達しています。
子どもは視力が弱い分、嗅覚が発達しているのです。
生まれたきた子どもは、まず安心することが大切。
匂いでお母さんやおっぱいの匂いを嗅ぎ分け、安心できます。
嗅覚に関しては、モンテッソーリ教育の本の中に特に記述がありません。
お母さんがやお父さんの匂い、家の匂いを感じて、安心してるんだなと知っておくといいですね。
食べないのは味覚に敏感だから!
子どもの味覚は、生後6ヶ月頃より発達し始めます。
ちょうど離乳食が始める時期ですね。
モンテッソーリ教育の本には、味覚に関する記述は特にありません。
離乳食では、せっかく作っても子どもが食べてくれないと、悩むお母さんが多いと思います。
子どもは、マズイから食べないのではありません。
味覚が発達中だから、敏感に感じてビックリしているのです。
子どもの成長と知るだけで、お母さんの悩みも薄れたらと思います。
詳しい食育は、今後発信していく予定です。
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実は管理栄養士やねん!
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わが家は運動と食事のプロ!
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一応なw
感覚は吸収と表現で洗練される
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感覚は生まれてから6歳までに、吸収し洗練されます。
感覚の敏感期は0〜3歳・3〜6歳に分けて、環境づくりやサポートをします。
- 0〜3歳:感覚を吸収する時期
- 3〜6歳:感覚を表現する時期
3歳までは感覚を吸収する時期
子どもは3歳までに、感覚を吸収してため込みます。
色んなモノを見て、色んなモノに触れ、とにかく五感をフル活動する時期。
この時はまだ、感覚の表現はあまりできません。
柔らかいモノを触っても、柔らかいと表現できない。
キレイな花を見ても、惹きつけられるだけでキレイとは言えません。
まだ表現する能力がない分、どんどん感覚を吸収していくのです。
3歳までは、とにかく色んな経験を子どもにさせて下さい。
そのタメにはやはり、家族で外出がいいかもしれませんね。
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旅ー!
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たびー!
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わが家が旅行を旅と言います
経験は、子どもの発達にあったモノにしましょう。
能力がないのに、大人が無理やり座らせたり育児グッズで歩かせると、発達過程がバラバラになる可能性があります。
3歳以降は感覚を表現する時期
3歳以降になると、吸収した感覚を表現できるよになります。
固いモノを触ると固いと感じ、言葉で「固い!」と表現できるように。
言語化することで、感覚が豊かになっていきます。
こうやってさらに感覚を研ぎすまし、6歳までに洗練されていくのです。
この時大切なことは、大人が表現豊かな言葉を使うこと。
- いい匂い→甘い匂い、美味しそうな匂い
- 赤い→朱色、紅色
子どもには難しい言葉に思えても、どんどん吸収してきます。
子どもが感じた感覚を、親子で共有することが大切。
感覚の敏感期に色んなことを感じ表現することで、子どもの世界が広がっていくのです。
年齢別・感覚の敏感期の実践一覧
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モンテッソーリ教育の内容を、年齢別にまとめました。
年齢別の感覚の敏感期の実践は、以下をご覧ください。
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年齢は目安やで!
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子どものペースに合わせて下さい
まとめ
今回はモンテッソーリ教育の、感覚の敏感期について紹介しました。
- 感覚の敏感期は0〜6歳
- 感覚は視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚
- まずは視覚を育む
- 子どもは手を使って学ぶ
- 3歳までは感覚を吸収する時期
- 3歳以降は感覚を表現する時期
- 大人は表現豊かな言葉を使う
- 親子で感覚を共有しよう!
感覚の敏感期で必要なサポートは、とにかく子どもに経験させること。
できればオモチャではなく、本物を通して経験させて下さい!
親子で楽しく感覚を共有できるとサイコーですね。
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ありがとうございました!
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