ほめる・叱るは必要ない?子どもを自立させる声かけの全て

この記事で分かること
  • ほめ方・叱り方は自己肯定感に影響する
  • モンテッソーリ教育は自己肯定感を育む
  • 基本は無条件子育て
  • アメとムチは使わない
  • 「ほめる」は共感する
  • 「叱る」は知識・スキルを伝える
  • 具体的な声かけの例

こんにちは、りーじです。

この記事は、子育てに悩んでいるパパ・ママに向けた内容です。

  • 叱り方がわからない…
  • ほめ方・叱り方のいい方法は?
  • 何歳から意識した方がいい?

これらの疑問・要望に応えます!

最後まで読むと、ほめる・叱るは不要だと分かりますよ!

お母ちゃん

どう言うことや!?

りーじ

最後まで読んでみてね

目次

子どもの成長に影響「ほめ方・叱り方」

子どもの成長には、大人の言葉が深く影響します。

特にほめ方や叱り方は、子どもの自己肯定感に大きく関わるからです

自己肯定感とは、自分自身を受け入れること。

自身の長所や短所を受け入れ、自分の価値を信じる力ですね。

自己肯定感が高いと、次の特徴があります。

自己肯定感が高い特徴
  • 積極的に挑戦できる
  • 失敗から立ち直れる
  • ストレスや圧力に強くなる

自己肯定感は、子どもが自立するために必要な気持ちです。

子育てのほめ方・叱り方は、確かに難しい。

しかし、子どものタメに、より良い知識も身につけましょう!

モンテッソーリ教育は自己肯定感を育む

モンテッソーリ教育は、自己肯定感を育みます。

なぜなら、モンテッソーリ教育は子どもの自立を促す教育方法だからです。

自分に必要な能力を自ら学び、失敗も学びの機会として捉える。

子どもに必要な自己肯定感を育む、それがモンテッソーリ教育です。

自己肯定感に影響!ほめ方・叱り方のNGポイント

自己肯定感を育むことは、子どもの成長に大切です。

そこで重要になるのが、子どもとの接し方。

子どものほめ方・叱り方の基本は、無条件子育てです

無条件子育てとは、親が子どもに対して見返りを求めない子育て。

逆に見返りを求める子育てを、条件付き子育てと言います。

お母ちゃん

みんな無条件やで!

りーじ

そーとも言えませんよ!

無意識に条件付き子育てに

子育ては無意識に、条件付き子育てになりがちです。

代表的な条件付き子育てが「アメとムチ

お手伝いしたから、お菓子を買ってあげる。

言うことを聞かないから、ゲームを取り上げる。

一見、どの家庭でもありそうな光景。

しかし、これが条件付き子育てになります。

ゲームをさせるのは、言うことを聞く条件となります。

お母ちゃん

イヤイヤ、普通やで!

りーじ

子育てにアメとムチはNG!

アメとムチは社会に出ると大変

アメとムチの考えを持ったまま社会に出ると、めちゃくちゃ大変。

アメとムチは、権力を使って圧力をかける行為だからです。

お手伝いをしたので、ゲームを買ってあげたとします。

しかし、家に帰るとワガママだったので、ゲームを取り上げました。

これは社会に出ると、次のようになります。

お気に入りの部下を、プロジェクトに入れる。

しかし、部下が自分の思い通りにならないので、プロジェクトから外す。

条件付き子育てで育った子どもは、部下ではありません。

部下に圧力をかけた、上司になります

条件付き子育てのデメリット

条件付き子育ては、ほめ方・叱り方に適していません。

改めて、詳しくデメリットを見ていきましょう。

条件付き子育てのデメリット
  • 短期的な効果
  • 条件付きの自己肯定感
  • 親子関係が悪くなる
  • 孫にまで影響する

短期的な効果

条件付き子育ては、短期的な効果しかありません。

ほめられないと、次の行動に移れないからです

ほめられることが1番の優先となり、ほめられないとヤル気が出ない。

ほめると効果はありますが、それ以外は効果がありません。

条件付きの自己肯定感

条件付き子育ては、条件付きの自己肯定感を育んでしまいます。

ほめられた時は、自分は有能だと感じる。

何も評価されないと、自分に自信が持てなくなります。

親子関係が悪くなる

子どもは、親の感情を察する力があります。

条件付きの子育てだと、罰の際に愛情を感じません。

親は誰でも、無条件子育てをしているつもり。

しかし、無意識に条件付きの子育てになっていることも。

大人は、自己評価で満足してはいけません

子どもが、どう感じているかを意識しましょう

孫にまで影響する

子育ては、世代を超えて引き継がれます。

親から条件付きの子育てを受けると、自分の子どもにも同じように接します。

自分の代で、無条件の子育てができるといいですね。

自己肯定感を育む!ほめ方・叱り方の基本

子どものほめ方・叱り方の基本は、無条件子育てです。

何も見返りを求めず、無条件に子どもへ愛情を注ぎます。

無条件子育ては、子どもに好き放題させることではありません。

将来に必要な価値観は、しっかりと伝えます

無条件子育てのポイント

無条件子育てのポイントは4つ。

無条件子育てのポイント
  • 能力や見た目に注目しない
  • 子どものイメージを見直す
  • 子どもへの要求を見直す
  • 子どものリーダーになる

能力や見た目に注目しない

子どもの能力や見た目に対して、ほめたり叱ったりしてはいけません。

ほめられないのは、能力がないからと感じます

ほめる・叱るは、努力や過程に注目しましょう

子どもの具体的な行動に、声をかけて下さい。

子どものイメージを見直す

ほめる時・叱る時は、子どもに対するイメージを見直しましょう。

子どもは、1人の人間でもあります。

人間には個性があります。

それは、子どもも同じ。

「子どもだから…」というイメージは捨てましょう!

また、男・女のイメージもNG。

大人の勝手な思い込みが、子どもの可能性を狭くしますよ。

子どもへの要求を見直す

子どもに対して、成長段階に合わない要求はNGです。

現実的に考えて、できない事はできません

「〜しなさい!」「〜しないで!」と言う前に、本当に必要なメッセージなのかを考えましょう。

それは、親の都合で怒っているだけかもしれませんよ。

りーじ

子どもの成長段階は下の記事で確認を!

子どものリーダーになる

親は子どもにとって、誰よりも信頼できるリーダーです。

子どもに気持ちに寄り添い、必要な道標を示します。

必要な制限を作ったり、自由に伴う責任の大切さを伝える。

そして、子どもが心から安心できる。

そんなリーダーになって下さい。

ほめ方・叱り方を意識する年齢

ほめ方・叱り方には、年齢に合った対応が必要です。

1歳児にいくら叱っても、現実的に理解できません。

ほめ方・叱り方は、3歳を目安に意識しましょう

2歳までの子どもは、超自己中心的。

人のモノは自分のモノ、他人に気持ちがあることすら知りません。

3歳をすぎると、意味までは理解できないものの、言われている言葉は全てわかります。

大人に対する口調で、理論的に話を伝えましょう。

4歳になると、自分の理屈を主張します。

これは口ごたえではなく、自分の意見を話す大切な主張。

自分の意見・感情を言葉で表すことは、3〜6歳には必須です。

大人は口ごたえと思わず、子どもの意見はしっかり聞いて下さい。

お母ちゃん

逆に言うと3歳まではひたすら可愛がられるな!笑

りーじ

臨機応変にね笑

モンテッソーリ教育は子どもをほめない?

ほめ方・叱り方の基本を説明したので、より具体的なほめ方について紹介します。

もとより、モンテッソーリ教育では、子どもをほめません

モンテッソーリ教育では、自分の意志で、成長に必要な能力を身につけます。

親に言われたワケでも、ほめられたいから身につけるワケでもない。

自分の将来のタメにコツコツ頑張っている時に、いきなり「すごいじゃん」と上から目線で言われると「は?」となりますよね。

極端な例えですが、子どもをむやみにほめるのは、失礼と考えます。

子どもに対しては、ほめるのではなく認めます

あなたの努力はしっかり見ていた

あなたのおかげで助かった、ありがとう

大人は言葉と態度で、子どもにしっかり伝えましょう。

ほめるはNG!具体的な理由

子どもをほめることに対して、具体的にダメな理由があります。

子どもの将来に関わるので、しっかり把握しましょう。

子どもをほめるデメリット
  • ほめられ依存
  • 興味を失う
  • チャレンジ精神の低下
  • モチベーションの低下

ほめられ依存

必要以上に子どもをほめると、子どもはほめられ依存になります。

ほめられないと、自分に自信が持てない。

他人からの評価でしか、自分の価値が見いだせない。

ほめられ依存は、承認欲求が強くなります

必要以上に、ほめないようにしましょう。

承認欲求:他人から認められたい、評価されたいという心理的な欲求

興味を失う

人からほめられると、やっぱり嬉しいものです。

しかし、優先事項が「ほめられる」になると要注意。

ほめられなくなると、楽しいと思っていたことも興味を無くします。

自分が好きだったことが、他人の評価で止めることにつながります。

チャレンジ精神が低下する

ほめれ依存になると、まわりの評価がスゴく気になります。

チャレンジは失敗がつきもの

まわりの評価が下がることを恐れ、チャレンジ精神がなくなってしまいます。

モチベーションが低下する

ほめられることを優先するあまり、ほめられないと頑張らなくてもいいと感じます。

努力しても仕方がない、そう思ってしますのです。

モンテッソーリ流・子どものほめ方

ほめ過ぎると子どもに良くないと、理解してもらえたと思います。

でも親心として、かわいい我が子をほめたいですよね

いくらモンテッソーリ教育が子どもをほめないとしても、それは窮屈に感じます。

ここでは、具体的な子どものほめ方を紹介します!

キーワードは「ほめる→共感する

「ほめる」ではなく「共感する」

子どもをほめる時は、「ほめる」ではなく「共感する」を意識して下さい。

共感はほめるより、より深い信頼を築けます。

友人や同僚と話していて、「すごいね」「エライね」と言われても、どこかピンときません。

それよりも、「わかるー!」と共感してもらう方が、嬉しくないですか?

「ほめる」は、一方通行。

「共感」は、自分の居場所を感じられます

子どもも同じです。

親に「すごい」と言われると、やはり嬉しいもの。

しかし、気持ちが共有できた方が、子どもは自分の居場所だと安心でき、深い愛情を感じます

安易に「すごい」連発しない

子どもが何かを達成しても、「すごいね」の一言で済ませてはいけません。

「すごい」は言われると嬉しいし、簡単に言えます。

しかし、連発するとほめられ依存に。

成果ではなく、達成するにいたった過程を具体的にほめましょう。

折り紙の四隅をキレイに合わせられたね

毎日英語を聞いているから、上手に話せるね

姿勢や工夫をほめると、次の挑戦につながります

もちろん見ていないことを、予想でほめてはいけません

大人は子どもの努力を、しっかり見届けましょう。

たくさん質問する

子どもが何かを達成したら、たくさん質問して下さい。

次へのチャレンジにもつながり、何より親子の会話も増えます。

質問は「はい・いいえ」で終わるより、具体的な内容が話せる質問がいいです。

楽しかった?→はい・いいえ

何が楽しかった?→具体的な内容

ポイントは頭に「1番」をつけること

子どもは楽しいことがたくさんあるので、答えに迷ってしまいます。

頭に「1番」をつけると、1番楽しかったことを思い出して話せますよ。

お母ちゃん

何が楽しかった?

ホホ

たくさんあって迷う…

1番何が楽しかった?

ホホ

プールやで!

言葉が全てじゃない

ほめるは、言葉が全てではありません。

子どもはほめられたいのではなく、発見や嬉しさを共有したいのです

大切な人と気持ちが共有できると、人は幸せを感じます。

気持ちの共有は、言葉が全てではありません。

時には抱きしめたり、笑顔や頷くことでもOKですよ。

「叱る」と「罰」は異なる

大人の皆さん、無意識に子どもへ罰を与えていませんか?

「叱る」と「罰」は、全く違います。

叱るは、将来に必要な価値観を伝えること。

罰は精神的な苦痛を与え、教訓を垂れることです

叱る:言うことを聞いてほしい理由を伝える

罰:言うことを聞かないからゲームを没収

肉体的な苦痛は論外!

罰を与える叱り方がダメな理由

罰を与える叱り方は、子どもの成長に悪影響です。

罰がダメな理由
  • 攻撃的・反発的になる
  • 権力が全てと認識する
  • 親子関係が悪くなる
  • 罰は反省を促さない

攻撃的・反発的になる

罰を与えると、子どもは攻撃的で反発的な態度をとります。

人間は罰を与える人に、怒りを覚えるからです。

罰を与える、反発する、また罰を与える、さらに反発する…

負の連鎖の始まりです

権力が全てと認識する

罰を与えると、権力を使った問題解決が正当化されます。

ゲームを取り上げる行為は、権力を使った圧力と変わりません

罰を与えられた子どもは、将来的に罰を与える人間になります。

社会は権力が全て、と思うでしょう。

そんな人間にはなって欲しくないですよね。

親子関係が悪くなる

親は子どもにとって、もっとも安心できて、もっとも愛してほしい存在。

そんな親から罰や脅しを受けると、子どもは混乱します。

親への信頼がなくなると、子どもは心を閉ざし、親子関係にヒビが。

子どもにとって親は、どんな存在か?

しっかり頭に入れておきましょう。

子どもの立場で経験あり…

罰は反省を促さない

罰は反省を促しません。

子どもは罰を受けると、次はいかに罰から逃れるかを考えます

怒られる事はイヤなこと。

子どもは反省するより先に、もう怒られたくないと思います。

自分の行動のどこに問題があったかは、考えません。

罰は反省を促さないのです。

お母ちゃん

怒る人嫌いやで!

モンテッソーリ流・子どもの叱り方

最後にモンテッソーリ教育での、子どもの叱り方を紹介します。

本質は「ほめ方」と同じ。

無条件子育てを、意識しましょう。

子どもを叱るのは、自立に必要な知識やスキルを教えるためです

親の思い通りに、子どもをコントロールするためではありません

お母ちゃん

叱るって難しいで!

しっかり読んでください!

「叱る」ではなく「伝える」

そもそも、叱るという表現が良くない気がします。

「叱る」と聞くと大きな声や強い口調で、説教するイメージ。

叱るは目的ではなく、ただの手段です。

本来の目的は、子どもに自立するための知識・スキルを伝えること

なので、叱るより「伝える」という意識を持つといいですよ。

ダメ!違う!は使わない

「ダメ」「違う」のような否定的な言葉は、使わないようにしましょう。

否定的な言葉は、子どもにストレスがかかります

子どもに声をかけるときは、まず次の言葉を使いましょう。

最初の一言
  • 「どうしたの?」
  • 「そうだったんだね」
  • 「わかるよ」

まずは、子どものありのままを受け入れます。

ダメの前に、子どもが何をしたかったのか、何を言いたかったのかを理解しましょう

否定的な言葉は、脳が戦闘モードに入ります。

ストレスが溜まりやすくなるのです。

肯定から入ると、反発せず、気持ちの柔軟性が育まれます。

緊急時は、ダメっとはっきり言いましょう!

子どもがケガしてからは遅いですよ!

努力や過程に目を向ける

ほめ方と同じく、叱り方も努力や過程に目を向けましょう。

子どもの性格や能力、外見の欠点、短所、結果を叱るのはダメです。

急に乗ったら転ぶって言ったじゃない!

自転車は少しずつ練習しようね

バッド(上)は、転んだ結果についての声かけ。

グッド(下)は、今度の過程についての声かけ。

努力や過程に目を向けるときも、ネガティブな評価はやめましょう。

具体的なアドバイスができるといいですね。

ダメな行動の理由を説明する

子どもがダメな行動をとったら、なぜダメなのか理由を説明します。

行動自体を叱るのではありません。

説明するときは、モラルに焦点を当てます。

子どもの行動で、子ども自身・他者にどう影響するか具体的に説明しましょう。

お友達に謝りなさい!

お友達はどう思うかな?

他者への影響を説明すると、相手を思いやる気持ちが育まれます。

優しい人間になってほしいですね

親の気持ちを正直に伝える

親の気持ちを正直に伝えることも、子どもの叱り方に大切です。

親の気持ちも、他者への影響ですもんね。

気持ちは、ポジティブな内容を伝えましょう。

歯磨きしないから悲しい…

歯磨きしてくれると嬉しいな!

ポイントは、親目線になること。

子ども目線になると、どうしてもネガティブな内容になります。

あなたがダラダラしてるから遅刻する!

準備を頑張ってくれたらママが楽になるよ!

親の気持ちを正直に伝えることは、子どもが相手の感情を思いやるきっかけになります。

円滑な人間関係を築く、いい練習になりますね。

叱るときは本気モード

子どもを叱るときは、本気モードで伝えましょう。

子どもに「いつもと違うぞ…」と思わせます。

お母ちゃん

ちょっと来て

ホホ

標準語やん…

3歳を過ぎると会話ができる分、誤魔化しや言い訳、話をそらす等が見られます。

ここで大切なのが、親の真剣さ

子どもの目を直視して、逃してはいけません。

話を逸らされても、真剣に聞きなさいと毅然とした態度をとりましょう。

ポイントは、いつまでもダラダラと叱らないこと

長い説教は子どもの集中が続かず、だれてきます。

伝えたい内容を簡潔に話す。

子どもに確認し、「はい or ごめんなさい」で日常にスパッと戻りましょう。

【シーン別】上手なほめ方・叱り方

日常生活には、いろんな「ほめる・叱る」タイミングがあります。

シーン別に紹介するので、参考にしてみて下さい。

ほめ方編

  • 字が上手に書けたとき
  • お手伝いをしたとき
  • 友達に優しくできたとき
  • 見た目をほめるとき
  • 自分で服を着られたとき
  • ママの似顔絵を書いたとき
  • トイレができたとき
  • 横断歩道を渡れたとき
  • 発表会がうまくいったとき

字が上手に書けたとき

上手やね!

何回も練習したもんね!

「上手」だけだと、見た目をほめています。

上手に書けた過程や努力に目を向けましょう。

お手伝いをしたとき

エライね!

自分から挑戦できたね!

お手伝いができたら、早く終われたことを共有して下さい。

おかげで一緒に遊ぶ時間が増えたね」と伝えると、子どもも嬉しいですよね。

1番難しかったところは?」と聞くと、次への挑戦にもつながりますよ。

友達に優しくできたとき

優しいね!

お友達が困っていると気づけたね!

優しいばかりに注目すると、子どもへのプレッシャーになります。

どんな行動で優しくできたのかを、見てあげて下さい。

見た目をほめるとき

カワイイね!

自分でクシができたね!

見た目をほめるときは、子どもが自分でできる所をほめましょう。

髪が結べない子どもに、親が結んでカワイイと伝えても、見た目だけのほめ方です。

自分で選んだ服や靴下を、ほめるようにして下さい。

自分で服を着られたとき

エライね!

最後まであきらめなかったね!

洋服を着ることは、生活に必要なスキルです。

1人で着られたからと、「エライ」とほめるのは違和感がありますね。

結果よりも、努力をほめて下さい。

ママの似顔絵を描いたとき

上手!

ママの顔をしっかり見れてるね!

子どもが描いた絵に「上手いねー」と答えるのは簡単。

しかし、適当な答えは、子どもに伝わっています。

子どもが頑張った所を、一緒に共有しましょう。

トイレができたとき

すごい!

たくさん練習したからできたね!

トイレトレーニングで、トイレができたらシールを貼る家庭もあるでしょう。

シールを貼ることは、ご褒美になります

シールを貼りたいばかりに、トイレじゃなくてもトイレに行くことも。

また、失敗してシールがもらえなかったら、それが罰にもなります

子育てにアメやムチは向いていません。

上手くできたことを、具体的にほめて下さい。

横断歩道を渡れたとき

お利口さんだね

ちゃんと右左を見て渡れたね

子どもに対して「お利口さん」とほめても、ピンときません。

誰に対してお利口なのか、何が基準でお利口なのか。

大切なことは、自分の安全を自分で守れたことです。

しっかり過程をほめて下さい。

発表会がうまくいったとき

すごく良かった!

毎日練習してたもんね!

だんだんと、パターンが分かってきたと思います。

日々の努力に注目して下さい。

どこが1番難しかった?と聞くのもいいですね。

叱り方編

  • 壁に落書きをした
  • じっと座れない
  • ティッシュ箱にいたずら
  • 部屋を散らかした
  • ジュースをこぼした
  • スーパーで駄々をこねた
  • お友達を叩いた

壁に落書きをした

なんで壁に書くの!

絵はどこに描くといいと思う?

子どもは、壁に絵を描いてはいけない理由なんか知りません。

壁に描いたらダメな理由をしっかり説明して、どこに描くのがいいか一緒に考えましょう。

消すのが大変…

お母ちゃん

紙だといろんな所に貼れるで!

じっと座れない

落ち着きがない!

イスとお尻を仲良しにしよう!

年齢的に落ち着けない子どもは、叱っても意味がありません。

イスに座るためにどんなゲームができるか、どんな声かけができるかを考えましょう。

ティッシュ箱にいたずら

触ったらダメ!

これは遊び用にしよう

ティッシュをいっぱい出すのは、運動の敏感期かもしれません。

1度出し始めたら、飽きるまで見守る気合いで行きましょう。

そもそもティッシュが1箱空になるのは、大したことではありません。

会話ができる年齢なら、なぜティッシュを出したのか聞いて下さい。

他の遊びで、代用できるかもですよ。

部屋を散らかした

早く片付けなさい!

洋服たためる?一緒にやってみよう!

子どもが小さい時は、親がおもちゃを片付けます。

会話ができて、急に「片付けなさい!」と言われても、子どもは混乱します。

もしかしたら、子どもは片付け方を知らないかも

まずは片付けやすい環境を整え、一緒に片付けてみて下さい。

ジュースをこぼした

なんでいつもこぼすの!

どうしたらこぼさずに済むか考えてみよう!

こぼした結果ではなく、どうやったらこぼれないか、過程を考えましょう。

また、一緒に片付ける練習もするといいですよ。

仮に子どもがワザとこぼすのなら、静観が1番。

親の気を引きたいだけなので、グッとこらえましょう。

スーパーで駄々をこねた

なんで言うことが聞けないの!

トマトを2つとってきて

スーパーに行く前は、必ず約束をしましょう。

今日はお菓子は買わないよ

危ないから走らないでね

約束をしたのに、お菓子を買ってと駄々をこねても、決して買ってはいけません。

泣き叫ぶと、自分の要求が通ると覚えてしまいます。

店内で走ってしまったら、走ってはいけない理由を具体的に説明しましょう。

また、4歳くらいになると、子どもは数の敏感期に入ります。

数を使ったお手伝いを提案すると、楽しんで手伝ってくれますよ。

お友達を叩いた

なんで意地悪するの!

オモチャを返してって言う練習をしよう

3歳以上の子どもの行動は、理由がはっきりしているものです。

叩いた理由をしっかり聞いてあげて下さい。

理由がわかったら、どう対応すればいいか、一緒に考えましょう。

まとめ

今回は子どものほめ方・叱り方を紹介しました!

  • ほめ方・叱り方は自己肯定感に影響
  • 自己肯定感を育むモンテッソーリ教育
  • 基本は無条件子育て
  • アメとムチは使わない
  • 「ほめる」は共感する
  • 「叱る」は知識・スキルを伝える

子育てには「ほめる」も「叱る」も必要ないことがわかります。

子どもを親のモノと思わず、1人の人間として見ると、子育ての軸がしっかりしますね。

りーじ

ありがとうございました!

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