- 言語の敏感期は0〜6歳
- 言語とは話す・聞く・読む・書く
- 子どもの言語発達の過程
- 「聞く」は妊娠中から発達
- 「話す」は見るが大切
- 「読む」は絵本がおすすめ
- 「書く」は指先を鍛える
こんにちは、りーじです。
この記事は、子どもの言語発達を詳しく知りたい方に向けた内容です。
- 言語の発達過程が知りたい!
- 子どもに合った敏感期が知りたい!
- 親は何をすればいいの?
これらの疑問、要望に応えます!
記事を最後まで読むと、言語を身につける手助けになりますよ!
エセ関西弁やで!
子どもはよーく見てるんやでー!
親は正しい日本語を心がけよう!
モンテッソーリ教育とは?
子育て中のパパ・ママは、興味があるかもしれないモンテッソーリ教育。
将棋の藤井さんが受けた教育として、有名ですね。
モンテッソーリ教育は「英才教育」のイメージがあります。
しかし、内容は子どもを尊重し、大人はそっと見守る教育方法。
モンテッソーリ教育は、子どもの自立を促す教育方法なのです。
モンテッソーリ教育の敏感期
モンテッソーリ教育は、子どもの敏感期を大切にしています。
敏感期とは、子どもが特定の物事に強い興味を示す時期のこと。
ボールを持っても、スプーンを持っても投げるのは、「モノを投げる」という運動の敏感期だから。
子どもは敏感期を通して、生きていくタメに必要な能力を獲得していきます。
それぞれの敏感期は、一生に1度。
敏感期が終わると、また次の興味に移っていきます。
敏感期の種類
主な敏感期は、大きく分けて8種類。
- 感覚の敏感期
- 運動の敏感期
- 秩序の敏感期
- 言語の敏感期
- 数の敏感期
- 小さなモノの敏感期
- 社会性の敏感期
- 模倣の敏感期
今回は言語の敏感期やで!
他の敏感期については下の記事をどうぞ!
【モンテッソーリ教育】言語の敏感期とは?
言語の敏感期とは、子どもが言語に関して強い興味もつ時期です。
生まれてから、6歳まで継続します。
言語と聞くと、話すことばかりに頭がいきがち。
しかし言語には、4つの能力があります。
- 話す
- 聞く
- 読む
- 書く
子どもは小学校に入学するまでに、4つの言語能力が必要です。
でも、わざわざ言葉を教える必要はありません。
敏感期である子どもは、なんの苦労もせず、楽しみながら言語を習得していきます。
大切なのは、大人が正しい日本語で子どもとコミュニケーションをとることです。
テッテレ〜!
テッテレ〜!
家に帰ったらただいまって言おうね…
子どもの言語発達の過程
子どもは少しずつ言葉を覚え、6歳までに習得していきます。
言語の発達は、2つの学習期に分けられます。
- 無意識な言語学習:0〜2歳
- 意識的な言語学習:2〜6歳
無意識な言語の学習期
生まれてから2歳までは、無意識に言語の学習が進みます。
喃語から始まり、少しずつ言葉を発音するように。
2歳では、200〜300語を話せるようになります。
- 2〜3ヶ月:喃語を話す
- 4ヶ月:人の話す口をじっと見る
- 6ヶ月:「ば」「だ」など子音と母音の組み合わせ
- 7ヶ月:大人の言葉を聞き、音をマネる
- 8ヶ月:言葉の意味を理解し始める
- 1歳:「ワンワン」「ブーブー」などの片言
- 1歳半:「ブーブー、来た」といった2語
- 2歳:3〜4語の文章を話す
意識的な言語の学習期
2〜6歳までは、意識的な言語の学習期間です。
単語の数がどんどん増え、会話が文章に。
- 3歳:1,000語が身に付く
- 4歳:質問をするようになり、さらに語彙が増加
- 5〜6歳:言葉だけで大人とコニュニケーションが取れる
小学校入学までに必要な4つの能力
6歳までの子どもは、言葉を覚えることが楽しくて仕方ありません。
興味があることは、どんどん吸収します。
モンテッソーリ教育では、子どもが言語を身につけるために、環境を整えます。
大人は場面に応じて、サポートをするだけ。
- 「聞く」はお腹の中から始まる
- 「話す」は見るが大切
- 「読む」は絵本がおすすめ
- 「書く」は指先を鍛える
余計な手出し口出しは無用やで!
大人の正しい日本語が大切!
「聞く」はお腹の中から始まる
子どもの聞く力は、お母さんのお腹にいる頃から発達しています。
妊娠7ヶ月には、体を通してお母さんの声が聞こえるほど。
産休中に1人で過ごす時間が多くても、積極的に話しかけて下さい。
意味あるの?と聞かれるとそれまでですが、どちらかと言えば話しかけた方が良さそうでしょ?
良さそうやな!
ただ、お父さんは必ず積極的に話かけて下さい。
お父さんは、子どもとつながっていません。
妊娠中からお腹に向けて話しかけ、声を覚えてもらいましょう。
そうしないと生まれた赤ちゃんは、お父さんの声を聞いても安心できませんよ。
おっさん誰?
お父ちゃんやで…
「話す」は見るが大切
生後4ヶ月くらいになると、赤ちゃんは大人の話す口をじっと見ます。
赤ちゃんは言語の敏感期とともに、感覚の敏感期でもあるのです。
口の動きを目で見て、6ヶ月ごろより少しず喃語以外の発音ができるように。
赤ちゃんに話しかけるときは、顔を近づけて口をはっきり動かしましょう。
反応がない赤ちゃんに、何を話していいか分からない方も多いと思います。
そんな時は、今していることを実況しましょう。
お母ちゃんが抱っこしてるでー!
今から頭を洗いまーす!
モンテッソーリ教育では、「赤ちゃん言葉」を推奨していません。
最初から正しい日本語で、子どもと接しましょう。
- 「あんよ」→「足」
- 「ちゅるちゅる」→「うどん」
「読む」は絵本がおすすめ
3〜4歳にかけて、ひらがなを読めるようになります。
少しでもひらがなが読めるようになったら、文字の少ない絵本を準備しましょう。
絵本だと字が読めなくても、絵を見て読み方が分かるようになります。
初めの頃はぎこちなく、スラスラと読めません。
そこに親が口を出すと、子どもは読むことが嫌いになります。
子どもが読んでいる時は、大人は見守りましょう。
ぎこちなくても読めたことで、子どもは達成感を味わえます。
ワイが取りやすい本棚にしてや〜
1歳ごろでも、自分で本棚から本を出してページをめくります。
絵本は早いウチから準備するといいですね。
「書く」は指先を鍛える
書く能力は、大人のサポートと環境づくりが必要です。
子どもは敏感期で字が書きたくても、エンピツが持てないと書けません。
子どもには日常生活から、手先を使う機会を用意しましょう。
- お菓子やヨーグルトを開ける
- ゴミ袋をしばる
- 料理の手伝い
エンピツが持てると、まずは線を書きます。
線を書くと、ひらがなを書くのに必要な手首の動きが身につきます。
波線だったり、円だったり、色んな線を書きましょう。
塗り絵はハミ出さないように塗ると、細かいコントロールが身につきます。
その際は、あまりエンピツを倒しすぎないようにして下さい。
字を書くときエンピツは立てるで
また、大人が書く姿を見せるのも大切です。
買い物メモはスマホじゃなく、子どもの前で紙に書くといいですね。
とにかく子どもは、親を見て成長することを忘れずに。
よ〜く見てるでー
気をつけます!
年齢別・言語の敏感期の実践一覧
モンテッソーリ教育の内容を、年齢別にまとめました。
年齢別の感覚の敏感期の実践は、以下をご覧ください。
年齢は目安やで!
子どものペースに合わせて下さい
まとめ
今回はモンテッソーリ教育の言語の敏感期を紹介しました。
- 言語の敏感期は0〜6歳
- 言語とは話す・聞く・読む・書く
- 子どもの言語発達の過程
- 「聞く」は妊娠中から発達
- 「話す」は見るが大切
- 「読む」は絵本がおすすめ
- 「書く」は指先を鍛える
とにかく子どもは親を見て成長します!
正しい日本語は難しいですが、出来るだけ意識して下さい!
でも1番大切なのは、楽しく会話することですよ。
ありがとうございました!
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