- 敏感期はモンテッソーリ教育の軸
- 敏感期は子どもが自然と生きる能力を身につける期間
- 敏感期は大きく分けて8種類
- 敏感期は一生に1度
- 敏感期を逃しても成長はできる!
こんにちは、りーじです。
この記事は、モンテッソーリ教育に興味がある方に向けた内容です。
- 敏感期って何?
- 敏感期はどんな種類があるの?
- 敏感期が過ぎてたらどうなる?
これらの疑問・要望に応えます。
記事を最後まで読むと、育児の軸をしっかり持てますよ!
知らないことが普通やで!
最後まで読んでや〜
育児のストレス軽減にもつながるよ!
モンテッソーリ教育とは?簡単に説明
みなさん、モンテッソーリ教育をご存じですか?
将棋の藤井さんや、アマゾンの社長が子どもの頃に受けた教育として有名ですね。
モンテッソーリ教育は、名前や世間の印象から「英才教育」のイメージがあります。
しかし、教育の中身はいたってシンプル。
子どもの好きを大切にして、大人はそっと見守る。
モンテッソーリ教育は、子どもの自立を促す教育方法なのです。
名前がめちゃ英才教育っぽい!
モンテッソーリは女医さんです
モンテッソーリ教育の軸・敏感期って何?
モンテッソーリ教育には、軸となっている重要な考え方があります。
それは「子どもの敏感期」です。
敏感期とは、子どもが生きるために必要な能力を、身につける時期。
生きるために必要の能力とは、運動能力や言語能力、社会性などです。
これらの能力は、生まれてからゆっくり発達するワケではありません。
ある限られた時期になると、爆発的に発達します。
子どもが何かに没頭する姿を、見たことはありませんか?
手に持ったモノを片っ端から投げる。
ずっと石を並べている。
これらは子どもが興味のあるモノを通して、必要な能力を習得している真っ最中。
敏感期は、生きる能力を獲得するベストタイミングなのです。
敏感期は、一生に1度しかありません。
子どもにとって大切な時期を逃さないように、パパ・ママは敏感期について知っておきましょう。
敏感期の一覧
モンテッソーリ教育の敏感期は、8種類あります。
- 感覚の敏感期
- 運動の敏感期
- 秩序の敏感期
- 言語の敏感期
- 数の敏感期
- 小さなモノの敏感期
- 社会性の敏感期
- 模倣の敏感期
知ると知らないとでは大違いやで!
子育てがグッと楽になりますよ!
感覚の敏感期:0〜6歳
感覚の敏感期は視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚といった、五感が発達する時期。
0〜3歳で全体的に発達し、3〜6歳で洗練されます。
人は目で見て周囲の状況を把握し、声色を聞いて空気を読む。
嗅覚で腐敗を判断し、触覚で熱さを感じて味覚で食事を楽しみます。
感覚の発達とは、生きる力を身につけるということ。
幼児期にいろんな感覚を刺激することで、より豊かな人生が送れます。
感覚ってめっちゃ大事やで!
下の記事で詳しく説明しています
運動の敏感期:0〜5歳
運動の敏感期とは、自分の思い通りに体を動かす力を習得する時期です。
0〜5歳までが、運動の敏感期。
最近はいろんな便利グッズが、ちまたに溢れていますね。
生活が楽になる分、子どもは手足を使う機会が減っています。
子どもが変なところをケガしたり、昔には無かった病気にかかる。
小児科の先生と話していると、たまにこんな話になります。
もしかすると世の中の便利グッズは、子どもに影響があるのかもしれません。
まずは運動の敏感期を知って、子どもの正常な発達過程を把握することが大切です。
発達の順番を知るといいで!
下の記事で詳しくチェック!
秩序の敏感期:2〜4歳
秩序の敏感期は、「いつも同じ」であることに強いこだわりを見せる時期です。
2〜4歳に見られ、ピークは2〜3歳。
魔の2才児(イヤイヤ期)という言葉は、秩序の敏感期のこと。
ちょっとしたことで不機嫌になって、怒りだしたりしますね。
原因は、子どもの中にある秩序が乱されたからです。
いつもと帰り道が違う、パパが違うコップを使っている。
これだけで、秩序の敏感期にあたる子どもは泣き出します。
大人でも自分のルーティンが乱されると、イラっとしますよね?
大人はガマンしますが、子どもはガマンできません。
子どもがイヤイヤ期で困る…
落ち着きがなけど、子どもだから仕方ない?
こう思っているパパ・ママは、ぜひ秩序の敏感期を知って下さい。
幼児期に秩序をしっかり育てれば、精神的に落ち着いた子どもになりますよ。
秩序の敏感期は絶対に知ってて欲しいで!
知ってるだけで育児のストレスが軽減しますよ!
言語の敏感期:出産前〜6歳
言語の敏感期は、子どもの「聞く・話す・読む・書く」が発達する時期です。
生まれる前から、6歳まで続きます。
言語の発達と聞くと、話すことに目がいきがちですが、「聞く・読む・書く」も言語の一部。
「聞く」の発達なんて、お腹の中から始まっています。
子どもが耳にする言葉のほとんどが、パパ・ママの言葉。
親がどれだけ正しい言葉を使うかで、子どもの言語の発達に影響します。
言語の発達はコニュニケーションを取るために、必要不可欠。
小学校に入学するまでに、子どもの言語をしっかり育みましょう。
おいボケー!
…
…
数の敏感期:4〜6歳
数の敏感期は、子どもが数に対して興味を持つ時期。
4歳より始まり、6歳まで継続します。
数の敏感期は、とても大切。
この敏感期に数に触れないと、小学校に入学してからが大変です。
数や計算の概念に触れることで、小学校の算数へスムーズに移行できます。
小学校へ入学するまでに、数の敏感期を逃さないようにしましょう。
日常生活を通して触れていくで!
計算ができなくても全く問題ありません!
小さいモノの敏感期:1〜3歳
1〜3歳の子どもは、とにかく小さいモノが大好き。
これが、小さいモノの敏感期に当たります。
目に見えないくらいのゴミを拾ったり、ずっとアリを観察したり。
大人が不思議に思うほどですね。
小さいモノの敏感期では、観察力を習得します。
なので、叱ったりせずに、細かい観察ができていることを認めましょう。
ほれっ
スゴイ、ダンゴムシガイッパイヤナ…
妻よ、がんばれ!
社会性の敏感期:2〜6歳
社会性の敏感期とは、文化やマナーなどの社会性を習得する時期。
小学校へ入学するまでに、ぜひ身につけたい能力ですね。
社会性とは、具体的に以下の項目があります。
- アイサツや感謝、お詫びの仕方
- セキやクシャミ、あくびの仕方
- 先の尖った物の渡し方
- 扉の開閉の仕方
- 作業の見学の仕方
- 教師や友だちとの接し方
- お茶の出し方
- 遊具の使い方
- 訪問の仕方
- ノックの仕方
- トイレの使い方
- 交通ルール
大切なことは、子どもはいつでも大人を見ているということ。
早い子は1歳でも、何かしらの社会性を身につけます。
2歳からと気を抜かず、常に大人は子どもの手本になるように意識しましょう。
まぁ完璧じゃなくてもいいよな
意識するだけで十分
模倣の敏感期:2〜5歳
模倣の敏感期とは、子どもが大人のマネをしたがる時期。
2歳ぐらいから見られます。
子どもは、よくイタズラをすると思いませんか?
洗濯バサミをぶちまけたり、観葉植物の周りを水びたしにしたり…
しかし子どもからすると、イタズラをしている意識はまったくありません。
子どもは大人のマネをしているだけなのです。
イタズラになってしまう原因は、洗濯バサミもジョーロも大人サイズだから。
なので、子どもが上手に使えないんですね。
子どもが大人のマネをし始めたら、子どもが扱いやすい大きさの道具を準備しましょう。
また、子どもは大人の言葉もマネします。
パパ・ママは、普段の仕草や言葉づかいも意識するといいですね。
上品なお母ちゃんでよかったな!
ずっと何か食ってるけどな
子どもを見て我を知る
小学校入学までに体験したい学問
敏感期の他にも、小学校に入学するまでに体験したいモノがあります。
それが、さまざまな学問。
学問は学校で習うだけではありません。
家庭でも遊びを通して、学問に触れることができます。
- 植物学・動物学
- 地理・歴史
- 道徳・宗教
- 音楽・美術
んー何かよく分かんない!
急に学問と言われても、難しくてスルーしたくなりますよね…
そんな方にオススメの体験が、家庭菜園とキャンプです。
家庭菜園
モンテッソーリ教育の保育園などには、必ずと言っていいほど多くの植物があります。
人は植物がないと、生きていけません。
植物が酸素を作り、野菜や果物を食べますもんね。
家庭菜園は植物に水をやり、収穫して食べる。
食べた後のタネをまいたり、皮などの生ごみは肥料にできる。
植物に触れながら食育にもなる家庭菜園は、本当に素晴らしい体験ですね。
家庭菜園以外にも、登山や公園の散歩などもいいですね。
小さい頃から植物が身近にある子どもは、自然を楽しみ食べ物に感謝ができる大人になりますよ。
ジョーロは使いやすい大きさがえーな!
道具は子どもサイズだね
キャンプ
科学を体験することで、子どもの発達に大きな影響を与えます。
科学とは決まった方法がある中で、その場で工夫しながら活動することと言えます。
科学の体験には、キャンプがおすすめ。
キャンプを通して学べることは、本当に多いです。
- キャンプ場に合ったテントの建て方
- 火の起こし方
- 活動しやすい照明の工夫
- 料理
- 星空観察
- 自然との触れあい
- 環境保護の大切さ
- 道具の片付け
- 荷物の積み方
これらはごく一部。
キャンプの楽しみ方は無限大なので、学べることも無限大です。
実際のキャンプは、上手くいかないことがたくさん。
その場で工夫して楽しみながら学べる。
それがキャンプです!
ぜひ子どもの一緒に、キャンプを体験してみて下さい。
キャンプ最高やで!
ソロキャンプも最高
もし敏感期を逃したら?
モンテッソーリ教育の敏感期には、決まった年齢があります。
しかし、知らず知らずに敏感期が過ぎてしまうことも。
敏感期は一生に1度。
過ぎてしまった敏感期は戻ってきません。
過ぎたことは仕方ないと考えて、今の敏感期を大切にしましょう!
敏感期を過ぎても、能力が獲得できないワケではありません。
確かに努力が必要ですが、何歳になっても能力は身につけられます。
人間の脳は死ぬまで訓練によって変えられるし、精神はいくつになっても成長できる。
大切なのは自立です。
モンテッソーリ教育を通して子どもが自立すれば、その後の人生はいくらでも成長できますよ。
人生楽しみやで!
楽しんでいきましょー!
今、幸せ!?(だが情熱はあるより)
まとめ
今回はモンテッソーリ教育の「敏感期」を紹介しました。
- 敏感期はモンテッソーリ教育の軸
- 敏感期は子どもが自然と生きる能力を身につける期間
- 敏感期は大きく分けて8種類
- 敏感期は一生に1度
- 敏感期を逃しても成長はできる!
敏感期という考え方は、とても大切だと思います。
特に秩序の敏感期。
知っているだけで子どもの成長はもちろん、大人のストレス軽減にもつながります。
子どもは自分で成長する力がある。
子どもを信じて、優しく見守っていきましょう!
ありがとうございました!
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